参加するたびに、
「初心を忘れないように、襟を正そうと強く想う」
「おはようございます・・・いらっしゃいませ・・・有難うございました・・・」
朝10時、若者の明るく元気のよい声が響きわたった。
本日は、東京から大手企業の講師を招いての講習会である。
難しい専門技術を勉強するもの大切だが、これからの若い美容師の育成には
かかすこと絶対できない、社会人としての一般常識の習得である。
一般企業に就職すると、多くの会社が新人の研修を行うが、
美容室の場合は今まで曖昧になっており、
多くの美容師がこのような教育をうけずにいる場合が多い。
接客の仕事をするのにもかかわらず、
一般常識(マナー)ができないのは可笑しい話で、
特に、良い美容師を目指す若者に足りない部分でもある。
美容師の社会的地位のあげるためにも、大切な要素でもある。
「挨拶ができない」「人の目をみて会話できない」「おじぎができない」「お客様・上司への言葉使いができない」等・・・・・
多くの若者を今まで育ててきたが、年々ひどくなっているような気がする。
「そういう時代」という言葉で押さえ込んでいないだろうか?
有名美容師のことば・・・・・・カッコイイ・ステキな美容師とは?
「美容師は比較的、髪型も服装も自由である。
金髪・モヒカン・刺青・派手なファッション等・・・・・・
普通のサラリーマンやOLが、とうていできないようなことが、
接客業という常識の範囲内でできる。 ただ、それだけの美容師が多すぎる。
常識の範囲内であれば、上記のような美容師もありだと思うが、
プラス一般常識(挨拶・敬語・電話応対・言葉使い等・・・・・)ができないと、
ただの若者や不良とかわりはないという。
社会人としてのマナーや一般常識、そして美容師としての技術ができてこその自由である。
そんな美容師はカッコイイしステキである。
これからの若者の美容師達よ、大切な部分を忘れないように、
うわべだけではない中身からカッコイイ・ステキな美容師になってほしい」
確かになるほどな〜と心から思った。